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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻5号

1992年05月発行

文献概要

技術講座 微生物

つつが虫病の血清学的検査

著者: 時枝正吉1 海保郁男1

所属機関: 1千葉県衛生研究所ウイルス研究室

ページ範囲:P.405 - P.411

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サマリー
 日本各地で多発しているつつが虫病は,臨床診断とともに迅速な血清診断が重要である.血清学的診断法では,現在間接蛍光抗体法と免疫ペルオキシダーゼ法の2法が中心に行われている.両法とも,かつて用いられていた補体結合反応やワイル・フェリックス反応に比較して特異性が高く,高感度であり,かつ血清中のRickettsia tsutsugamushi特異およびIgMおよびIgG抗体を個別に測定できる利点を有する.このため,つつが虫病の血清診断においては上記の2法を用いることが最良と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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