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技術講座 微生物
つつが虫病の血清学的検査
著者: 時枝正吉1 海保郁男1
所属機関: 1千葉県衛生研究所ウイルス研究室
ページ範囲:P.405 - P.411
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日本各地で多発しているつつが虫病は,臨床診断とともに迅速な血清診断が重要である.血清学的診断法では,現在間接蛍光抗体法と免疫ペルオキシダーゼ法の2法が中心に行われている.両法とも,かつて用いられていた補体結合反応やワイル・フェリックス反応に比較して特異性が高く,高感度であり,かつ血清中のRickettsia tsutsugamushi特異およびIgMおよびIgG抗体を個別に測定できる利点を有する.このため,つつが虫病の血清診断においては上記の2法を用いることが最良と考える.
日本各地で多発しているつつが虫病は,臨床診断とともに迅速な血清診断が重要である.血清学的診断法では,現在間接蛍光抗体法と免疫ペルオキシダーゼ法の2法が中心に行われている.両法とも,かつて用いられていた補体結合反応やワイル・フェリックス反応に比較して特異性が高く,高感度であり,かつ血清中のRickettsia tsutsugamushi特異およびIgMおよびIgG抗体を個別に測定できる利点を有する.このため,つつが虫病の血清診断においては上記の2法を用いることが最良と考える.
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