文献詳細
増刊号 尿検査法
II.各論 4.非蛋白性窒素化合物
文献概要
はじめに
尿酸はヒトにおける核酸代謝の最終産物で,主に肝臓で生成される.
核酸はヌクレアーゼで加水分解され,数個のヌクレオチド(プリン塩基+リボース+リン酸)が結合したオリゴヌクレオチドとなり,さらにホスホジエステラーゼで加水分解されてモノヌクレオチドにまでなる.このようにして,核酸は構成単位であるヌクレオチドのアデニル酸(AMP)とグアニル酸(GMP)に分解される.AMPとGMPは,いろいろな特異的酵素の触媒で代謝されたり回収されたりするが,最終的には尿酸となる1).
尿酸はヒトにおける核酸代謝の最終産物で,主に肝臓で生成される.
核酸はヌクレアーゼで加水分解され,数個のヌクレオチド(プリン塩基+リボース+リン酸)が結合したオリゴヌクレオチドとなり,さらにホスホジエステラーゼで加水分解されてモノヌクレオチドにまでなる.このようにして,核酸は構成単位であるヌクレオチドのアデニル酸(AMP)とグアニル酸(GMP)に分解される.AMPとGMPは,いろいろな特異的酵素の触媒で代謝されたり回収されたりするが,最終的には尿酸となる1).
掲載誌情報