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増刊号 尿検査法 II.各論 4.非蛋白性窒素化合物
(5)アンモニア
著者: 伏見了1 豊川真弘1 住ノ江明美1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.100 - P.101
文献購入ページに移動食事として摂取した窒素および代謝により産生した窒素の大部分は腎臓から尿中に排泄されるが,それ以外に糞便中(主体は消化液,粘膜からの分泌物および粘膜の剥離細胞)および皮膚(外皮の剥離および汗)からも排泄されている.腎臓から排泄される窒素の80〜90%が尿素であり,クレアチニン,尿酸,アンモニアおよび馬尿酸が10〜20%といわれている.
アンモニアの排泄量は通常の食事摂取では500〜1,000mg/日(腎臓におけるアンモニア産生の代謝過程を図11)に示す)であるが,急性アシドーシスの場合には酸・塩基平衡調節のために尿中へのアンモニア排泄が著明に増加する2)(図2).
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