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増刊号 尿検査法 II.各論 4.非蛋白性窒素化合物
(6)グアニジノ化合物
著者: 石崎允1
所属機関: 1永野病院腎センター
ページ範囲:P.102 - P.103
文献購入ページに移動MGはuremic toxinsのひとつであるが,その産生機構が青柳らにより解明され,クレアチニン(Cr)を前駆体としてフェントン(Fenton)反応によるヒドロキシルラジカルや炎症細胞からの活性酸素により産生されることが判明した.したがって,MGの産生能を測定することにより,尿毒症の種々の病態が活性酸素によってもたらされていることが証明されつつある.今後慢性腎不全の治療において,尿中および血中のMG/Cr値は保存的治療や的確な透析導入の指標として,また長期透析患者の適切な維持管理の指標として応用可能であり,ルーチン検査としての導入が期待されている.
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