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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 5.ケトン体

ケトン体

著者: 原田祐治1 遠藤治郎2

所属機関: 1島根医科大学生化学教室 2島根医科大学臨床検査医学教室

ページ範囲:P.104 - P.105

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はじめに
 ケトン体はアセトン体と一般に同義語として用いられており,アセト酢酸,アセトン,β-ヒドロキシ酪酸(β-オキシ酪酸)の総称である.尿ケトン体はアセト酢酸,β-ヒドロキシ酪酸が大部分を占める.
 これらはいずれも肝における脂肪酸分解の中間代謝産物であるが,糖質の摂取不足や組織におけるブドウ糖の利用障害により脂肪酸分解が亢進し,組織の処理能力を越えたケトン体が産生されると,これらは血中に増加して尿中に排出されるようになる(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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