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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 6.電解質

(3)重炭酸イオン

著者: 高橋修1 久保野勝男1

所属機関: 1株式会社エスアールエル臨床化学部

ページ範囲:P.114 - P.115

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はじめに
 生体の体重の約60%は体液であって,そのうち2/3が細胞内液に,約1/3が細胞外液に分布する.さらに細胞外液は,血漿,間質液,経細胞液(消化管液,胸水・腹水,髄液)とに分類される.体液組織は,図に示すごとくであって,細胞外液の主体はNa+,Cl-,HCO3-で,また細胞内液の主体はK,リンである1)
 生体内では,多くの緩衝系(重炭酸系,血色素系,血漿蛋白系およびリン酸系)が平衡状態にありpHが維持されている.なかでも生理学的に重炭酸系がもっとも重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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