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増刊号 尿検査法 II.各論 8.ポルフィリン体
ポルフィリン体
著者: 大門真1 佐々木英夫1
所属機関: 1山形大学医学部第三内科
ページ範囲:P.120 - P.123
文献購入ページに移動ALAとPBGは無色であり,これらが増加しても尿の色は原則として変化しないが,PBGは放置すると酸化されて褐色のポルホビリンとなるため尿の褐色調を強める.UPとCPは紫赤色であり,増加すると尿を特有のブドウ酒色にする(ポルフィリン尿).尿ポルフィリン体が多ければその色により肉眼でも判断できるが,種々の定性法および定量法にてその増加を確認しなければならない.
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