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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

増刊号 尿検査法

II.各論 10.酵素

(3)γ-GTP

著者: 長裕子1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部生化学

ページ範囲:P.134 - P.135

文献概要

はじめに
 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-glutamyl transpeptidase:γ-GTP,EC 2.3.2.2)はヒトの臓器分布では腎にもっとも多く,組織学的には近位尿細管刷子縁膜に高濃度に存在する.尿γ-GTPの測定は1962年Orlowskiにより初めて報告されたが,尿中のγ-GTPは血中から漏れて出てきたものではなく,腎に由来するものであるため,その測定は各種腎疾患,薬物の腎障害の病態把握のパラメーターになるとされている.本稿では,尿γ-GTPの測定に関する諸条件,正常値,臨床的意義について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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