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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 16.腎機能検査

(1)クリアランス試験

著者: 折田義正1

所属機関: 1大阪大学医療技術短期大学部衛生技術学科

ページ範囲:P.169 - P.171

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クリアランスの定義
 クリアランスの正式の定義は,外部より生体に投与された物質xに対して,
 Cx=物質xの全消失量/AUC=Ct
として示される.ただし,物質xの全消失量=全投与量であり,AUC(area under the curve)とは物質xの投与されてから消失するまでの血中濃度の時間に対する関数の積分値である.また,
 Ct=Cr+Cnr
  Cr:腎クリアランス,Cnr:非腎クリアランス
 腎に関する物質xのクリアランス(Cx)は,
 Cx(ml/分)=Ux・V/Px
  Ux:尿中の物質xの濃度(mg/dl)
  V:尿量(ml/分)
  Px:血漿(清)中の物質xの濃度(mg/dl)
 これは,血漿(清)中xの濃度がPxであるとき,Cxml/分のxを含む血漿(清)に含まれるxが腎より除去されることを意味する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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