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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 19.ホルモンおよび関連物質 3)膵臓,消化器関連

C-ペプチド

著者: 青木雄次1 柳沢康敏1 矢崎国彦1

所属機関: 1信州大学医学部第2内科

ページ範囲:P.206 - P.207

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はじめに
 C-ペプチドは,膵β細胞よりインスリンと等モルで分泌され,インスリンに比べて多量に尿中に排泄される.このことを利用して,ある特定の時間,特に24時間のインスリン分泌量の指標として,頻回の採血を行うかわりにその時間帯の尿中C-ペプチドが測定されている.その測定の簡便性から広く普及しており,インスリン分泌が枯渇しているインスリン依存性糖尿病(IDDM)の検索には特に有用な方法とされている.しかし,C-ペプチドの尿中排泄率は個人差が大きいため1,2),IDDM以外を対象とする場合には,その解釈に注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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