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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 19.ホルモンおよび関連物質 4)副腎皮質関連

(4)アルドステロン

著者: 西川哲男1 吉田明子2 大村昌夫1

所属機関: 1横浜労災病院内科 2千葉大学医学部第2内科

ページ範囲:P.216 - P.217

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はじめに
 アルドステロンは副腎皮質ステロイドホルモンの一種であり,腎尿細管に作用してナトリウムの再吸収とカリウムの尿中への排泄を促進する.したがって尿中アルドステロン定量は,高血圧症,電解質代謝異常の診断・病態解明に有用である.
 アルドステロンは副腎皮質最外層の球状層で合成・分泌される.その調節には,ACTH,レニン・アンギオテンシン系,カリウムなどが刺激的に作用している.最近では,心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP),脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP),calcitonin generelated peptide(CGRP)がアルドステロン合成を抑制,エンドセリンが促進することが明らかとなっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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