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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

増刊号 尿検査法

II.各論 20.生理活性物質

(1)プロスタグランジン

著者: 林陽子1

所属機関: 1徳島大学医学部生化学教室

ページ範囲:P.240 - P.243

文献概要

はじめに
 プロスタグランジン(PG)類の測定には,主として,ガスクロマトグラフィ・マススペクトロメトリー(GC-MS)と免疫測定法があるが,実際には,簡便なラジオイムノアッセイ(RIA)やエンザイムイムノアッセイ(EIA)が繁用されている.RIAの例としては,最近,その測定意義が注目されている11-デヒドロトロンボキサンB2(TXB2)を,筆者らの方法を中心に述べることにする.また,EIAの例として,尿中プロスタグランジンE2(PGE2)について簡単に記す.測定用キットは各社で市販され,これを使用する際は,説明書どおり忠実に行えば,測定系としての信頼度は高い.問題は,尿試料から,いかにして夾雑物質を除き,PGを抽出分離するかである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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