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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

増刊号 尿検査法

II.各論 21.腫瘍マーカー

腫瘍マーカー

著者: 増田富士男1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第三病院泌尿器科

ページ範囲:P.254 - P.257

文献概要

 腫瘍マーカー(tumor marker)は組織の癌化に伴う生物学的変化を反映する物質で,癌細胞が産生し,これを血中,尿中より検出,定量することにより,腫瘍の存在の目印となるものである.しかし癌細胞のみに存在するものではなく,癌細胞中に増加してくるものであるので,癌のみに陽性または増加するというものではない.腫瘍マーカーは癌の病勢と並行することが多く,癌の診断とともに,治療効果の判定,再発の発見の一手段としても用いられている.尿中の腫瘍マーカーとしてはポリアミンが代表的なものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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