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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 22.その他の物質

(3)アスコルビン酸

著者: 内田清春1

所属機関: 1株式会社エスアールエル臨床化学部

ページ範囲:P.260 - P.260

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はじめに
 アスコルビン酸(ascorbic acid;AsA,ビタミンC)は強力な還元力を有し,酸化されたものはデヒドロアスコルビン酸あるいは酸化型アスコルビン酸(DAsAまたはDHA)と呼ばれている.DAsAは生体内ではアスコルビン酸と同等のビタミン作用を持つといわれる.DAsAはアルカリ域で容易に加水分解されて2,3-ジケト-L-グロン酸(DKG)に変化するが,これはビタミンC効果は持たない.
 アスコルビン酸は生体内では合成することができないため,これを摂取する必要がある.最近では保健薬のほかさまざまな食品中に多量に含まれているが,一定の体内貯蔵量を越えたものは尿中に排泄される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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