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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

増刊号 尿検査法

II.各論 22.その他の物質

(4)ホモゲンチジン酸

著者: 久保野勝男1

所属機関: 1株式会社エスアールエル臨床化学部

ページ範囲:P.261 - P.261

文献概要

はじめに
 ホモゲンチジン酸(homogentisic acid;C8H8O4:2,5-ジオキシフェニル酢酸)は,チロシンの体内における分解の過程でp-ヒドロキシフェニルピルビン酸酸化酵素の作用によって生ずる中間生成物である.
 先天性代謝異常症のひとつであるアルカプトン尿症は肝においてホモゲンチジン酸オキターゼが欠損しており,ホモゲンチジン酸を酸化できず,これが蓄積するまれな先天性疾患であり,患者の尿中にホモゲンチジン酸が多量に排泄されることが知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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