文献詳細
増刊号 尿検査法
II.各論 22.その他の物質
文献概要
はじめに
ホモゲンチジン酸(homogentisic acid;C8H8O4:2,5-ジオキシフェニル酢酸)は,チロシンの体内における分解の過程でp-ヒドロキシフェニルピルビン酸酸化酵素の作用によって生ずる中間生成物である.
先天性代謝異常症のひとつであるアルカプトン尿症は肝においてホモゲンチジン酸オキターゼが欠損しており,ホモゲンチジン酸を酸化できず,これが蓄積するまれな先天性疾患であり,患者の尿中にホモゲンチジン酸が多量に排泄されることが知られている.
ホモゲンチジン酸(homogentisic acid;C8H8O4:2,5-ジオキシフェニル酢酸)は,チロシンの体内における分解の過程でp-ヒドロキシフェニルピルビン酸酸化酵素の作用によって生ずる中間生成物である.
先天性代謝異常症のひとつであるアルカプトン尿症は肝においてホモゲンチジン酸オキターゼが欠損しており,ホモゲンチジン酸を酸化できず,これが蓄積するまれな先天性疾患であり,患者の尿中にホモゲンチジン酸が多量に排泄されることが知られている.
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