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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 23.微生物検査 2)尿路感染症の検査法

(3)培養法—a.一般細菌

著者: 畠山靖子1

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.274 - P.277

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はじめに
 現在,尿中細菌の定量培養は腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎などの尿路感染症,および無症候性細菌尿の診断に不可欠な検査である.
 一般には,Kass1)の尿中細菌数≧105CFU/mlを原因菌とする考えが広く受け入れられている.Vincent2)の報告では,中間尿において,尿中細菌数が104CFU/ml以上検出された場合は汚染菌の混入の可能性が高く,105CFU/ml以上検出された場合は真の細菌尿と考え,104〜105CFU/mlのときは汚染菌の混入か真の細菌尿か不明であり,再検を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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