文献詳細
増刊号 尿検査法
II.各論 23.微生物検査 2)尿路感染症の検査法
文献概要
はじめに
現在,尿中細菌の定量培養は腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎などの尿路感染症,および無症候性細菌尿の診断に不可欠な検査である.
一般には,Kass1)の尿中細菌数≧105CFU/mlを原因菌とする考えが広く受け入れられている.Vincent2)の報告では,中間尿において,尿中細菌数が104CFU/ml以上検出された場合は汚染菌の混入の可能性が高く,105CFU/ml以上検出された場合は真の細菌尿と考え,104〜105CFU/mlのときは汚染菌の混入か真の細菌尿か不明であり,再検を要する.
現在,尿中細菌の定量培養は腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎などの尿路感染症,および無症候性細菌尿の診断に不可欠な検査である.
一般には,Kass1)の尿中細菌数≧105CFU/mlを原因菌とする考えが広く受け入れられている.Vincent2)の報告では,中間尿において,尿中細菌数が104CFU/ml以上検出された場合は汚染菌の混入の可能性が高く,105CFU/ml以上検出された場合は真の細菌尿と考え,104〜105CFU/mlのときは汚染菌の混入か真の細菌尿か不明であり,再検を要する.
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