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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 23.微生物検査 2)尿路感染症の検査法

(4)薬剤感受性検査

著者: 熊坂一成1

所属機関: 1日本大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.282 - P.283

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はじめに
 薬剤感受性検査は臨床材料から分離された細菌が,どの薬剤に感受性があるか,あるいは耐性であるかをin vitroで推定できる方法である.しかし,この方法は細菌培養に時間がかかり,医師が抗菌剤の投与を決める初診時に,この検査情報は間に合わない.培養時間を短縮するために,尿を直接培地に接種する方法もあるが,この方法では,時に,原因菌の感受性が推定不能なことがある1)
 また,ここ数年間,わが国の薬剤感受性検査の標準化の動きは,必ずしも臨床細菌検査の精度管理の現実にそぐわない面がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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