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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

増刊号 尿検査法 II.各論 23.微生物検査

5)尿路感染症の部位診断

著者: 田吹和雄1

所属機関: 1大阪医科大学小児科

ページ範囲:P.294 - P.295

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はじめに
 尿路感染症は,臨床症状や経過から急性と慢性に,また基礎疾患の有無により単純性と複雑性に分類されている.一方,感染部位の面からは,尿の逆流を防止する膀胱尿管移行部を境として,上部尿路感染(腎盂腎炎,腎盂炎)と下部尿路感染(膀胱炎,尿道炎,前立腺炎)の区別がある.尿路感染症の感染部位診断は,治療や予後判定に重要な問題であり,従来から種々の方法が報告されている.本稿では,日常診療において有用な検査法を中心とした各種感染部位診断法についての概要を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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