icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻6号

1992年05月発行

文献概要

資料

測定に与える主な薬物の影響

著者: 林康之1

所属機関: 1順天堂大学医学部

ページ範囲:P.331 - P.332

文献購入ページに移動
 尿検査への薬物の影響は偽陽性,偽陰性,判定不能の形で現れる.診療に与える影響からいえば,偽陰性がもっとも大きい.しかし,偽陰性は主治医のクレームがない限り発見不能なことを銘記すべきである.薬剤の影響が出現しやすい条件としては以下の事項があげられる.
 1)特定薬物の大量与薬:例えば抗生物質,輸液.
 2)蛋白結合率の小さい薬物:例えばペニシリン,色素類,ビタミン剤などで,服薬後2〜3時間尿中に濃縮されて排出される.
 3)分析対象物質を薬物として与えたとき:ステロイドホルモンなど各種ホルモン,ブドウ糖,ビタミン剤など.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら