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尿検査試験紙は,1956年にフリーとコーマーによって開発された酵素法による尿糖試験紙がその嚆矢である.以後,蛋白,ケトン体,潜血と項目が増加し,1960年代になると徐々に検査室に導入されるようになった.尿検査は患者に苦痛を与えない非侵襲性の検査であり,特に,試験紙法は簡便,迅速に情報を得ることができるため,臨床の場において,年々飛躍的に増加してきた.現在では,さらに開発改良が加えられ,表(次頁)に示すように,1枚の試験紙で最大10項目まで測定可能になった.
測定原理は,各社の表現法に若干の差異があるが,ほとんどの項目は同じ反応原理に基づいている.
測定原理は,各社の表現法に若干の差異があるが,ほとんどの項目は同じ反応原理に基づいている.
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