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集団検尿
著者: 五十嵐すみ子1
所属機関: 1(財)神奈川県予防医学協会臨床検査部
ページ範囲:P.337 - P.341
文献購入ページに移動 今日,日本においては各種の健康診断のなかで検尿が行われ,集団検尿を受ける対象人口は年々増加している.本人がまったく自覚していないのに偶然発見される異常尿が多い1,2).この異常尿のなかに腎尿路系に由来しているものがあり,集団検尿は腎疾患の早期発見,早期治療の成果をあげるために重要である.発見された症例の早期からのフォローアップは腎炎,ネフローゼの発症,進行防止に対する予測につながり,わが国における腎不全対策の推進に役立つと指摘されている.本稿では,全国で実施されている各種の集団検尿実施上の問題点と今後の展望について触れる.
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