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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻7号

1992年06月発行

文献概要

検査法の基礎

固定液の種類と目的

著者: 斎藤まさ子1 福田利夫1

所属機関: 1群馬大学医学部第2病理学教室

ページ範囲:P.473 - P.478

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サマリー
 病理組織標本の作製は固定から始まる.固定は組織や細胞の変性を防ぎ,生体内の状態にできる限り近い状態で組織や細胞の形態を保存するために行われる,このために固定液を用い,組織や細胞の主要構成成分である蛋白質を安定化させ,種々の酵素による蛋白質の分解作用を止めて蛋白質を不溶解性にする.固定の方法には多くの種類があり,固定後の染色の種類や観察する物質の種類に応じて適切な固定法を選択する必要がある.
 今回は,主に通常の光顕標本の作製に用いられている固定の方法について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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