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抗原提示細胞とリンパ球の活性化
著者: 青才文江1 矢野明彦1
所属機関: 1長崎大学医学部医動物学教室
ページ範囲:P.534 - P.535
文献購入ページに移動[1]抗原提示細胞とは
抗原提示細胞(APC)は抗原を細胞内に取り込んでペプチドまで消化・分解したのち,自己の主要組織適合抗原分子(MHC)と結合した複合体を形成し,Tリンパ球に抗原提示する.ヘルパーT細胞の誘導・活性化には,MHCクラスⅡ分子が機能し,細胞障害性T細胞の誘導・活性化には,標的細胞のMHCクラスⅠ分子が使われる.抗原提示機能を有する細胞としては,マクロファージ,樹状細胞(皮膚表皮に存在するランゲルハンス細胞,リンパ系器官に存在するinterdigitating cell,非リンパ系器官の組織に存在する間質樹状細胞など)や,B細胞がある.
抗原提示細胞(APC)は抗原を細胞内に取り込んでペプチドまで消化・分解したのち,自己の主要組織適合抗原分子(MHC)と結合した複合体を形成し,Tリンパ球に抗原提示する.ヘルパーT細胞の誘導・活性化には,MHCクラスⅡ分子が機能し,細胞障害性T細胞の誘導・活性化には,標的細胞のMHCクラスⅠ分子が使われる.抗原提示機能を有する細胞としては,マクロファージ,樹状細胞(皮膚表皮に存在するランゲルハンス細胞,リンパ系器官に存在するinterdigitating cell,非リンパ系器官の組織に存在する間質樹状細胞など)や,B細胞がある.
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