文献詳細
文献概要
技術講座 生化学
カリウムイオンの酵素的測定法
著者: 木村茂樹1 林貞夫1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.569 - P.574
文献購入ページに移動サマリー
従来から生化学検査項目においては酵素を用いた測定法の開発が進み,多種多様な自動分析装置に適用され,酵素的測定法が主流となっている.一方,生化学検査項目の中でもナトリウム,カリウム,クロールなどの電解質は炎光光度法,電極法などの物理化学的測定法が主流となっている.しかし近年,バイオテクノロジーの発達により,酵素精製技術が向上し,目的とする物質に対し,高い特異性を示す酵素の精製が容易になり,電解質においても酵素的測定法が開発されるようになった.本稿では,最近開発されたカリウムイオンの酵素的測定法の中からわれわれが開発した酵素的測定法の測定例を中心に記述した.
従来から生化学検査項目においては酵素を用いた測定法の開発が進み,多種多様な自動分析装置に適用され,酵素的測定法が主流となっている.一方,生化学検査項目の中でもナトリウム,カリウム,クロールなどの電解質は炎光光度法,電極法などの物理化学的測定法が主流となっている.しかし近年,バイオテクノロジーの発達により,酵素精製技術が向上し,目的とする物質に対し,高い特異性を示す酵素の精製が容易になり,電解質においても酵素的測定法が開発されるようになった.本稿では,最近開発されたカリウムイオンの酵素的測定法の中からわれわれが開発した酵素的測定法の測定例を中心に記述した.
掲載誌情報