icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻8号

1992年07月発行

けんさアラカルト

週40時間勤務への対応

著者: 松本佶也1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.586 - P.586

文献概要

 追いたてられるようにがむしゃらに働き,労働戦士といわれつつ過労で倒れるか,休日はもっぱら家でごろ寝あるいは社用ゴルフというのが,わが国のサラリーマンの姿である.昨今,輸出外貨備蓄が10兆円を越し,国際的には富裕な国と評価されながら,依然として国民の1人1人がそれほど余裕というかゆとりのある生活をしているといった実感がないという.こうしたことの要因の1つに働き過ぎ,労働時間の長さが挙げられた.国全体で労働時間の短縮に向けて週休2日や4週6休制を採り入れ,社会生活全般になじんできたが,昭和63年には労働基準法で週40時間労働制が目標とされ普及実施を施策として打ち出した.最近の新聞発表によると,民間事業所のほぼ9割がこれらの制度のいずれかを実施しているという.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら