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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻8号

1992年07月発行

文献概要

生体のメカニズム ホルモン・7

副腎皮質ホルモン

著者: 島本和明1 大本泰裕1

所属機関: 1札幌医科大学第二内科

ページ範囲:P.593 - P.596

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はじめに
 副腎は左・右腎の上極に接して存在する三角形の内分泌器官で,重量はそれぞれ約4gである.副腎の外層は皮質といわれ,副腎重量の約80%を占める.色調は黄褐色でステロイドホルモン産生細胞が組織学的に外側から球状層,索状層,網状層の3層に分布(図1),球状層ではアルドステロンを,索状層・網状層ではコルチゾール,デヒドロエピアンドロステロンなどを産生する.副腎の中心部は赤褐色で柔らかく,交感神経系細胞より成り,アドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコラミンを産生する.本稿では,副腎皮質より分泌されるホルモンの特徴と分泌調節,臨床的意義について以下に概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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