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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻9号

1992年08月発行

病気のはなし

慢性閉塞性肺疾患

著者: 四元秀毅1

所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室第3内科

ページ範囲:P.672 - P.678

文献概要

サマリー
 慢性閉塞性肺疾患は気道閉塞を共通の障害とする病態の総称で,その便利さゆえにわが国でもよく用いられる“臨床用語”である.この呼称が使用されるようになったことについては歴史的な経過があり,その跡をたどることは,閉塞性肺疾患の理解を深めるうえで有用なことではある.しかしながら,最近では,閉塞性肺疾患を十把ひとからげにするのでなく,それぞれ個々の疾患を鑑別診断していくことが臨床的にも重要であることが認識されてきている.
 そこで,本稿ではむしろ代表的な閉塞性障害をきたす慢性肺気腫症を中心に解説し,これと対比させながら,びまん性汎細気管支炎,慢性気管支炎,気管支喘息についても触れた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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