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ウイルス抗IgA抗体
著者: 田島マサ子1
所属機関: 1帝京大学医学部附属病院中央検査室
ページ範囲:P.736 - P.736
文献購入ページに移動[1]免疫グロブリンのサブクラス
ヒト免疫グロブリンにはIgG,IgM,IgAおよびIgD,IgEの5つのクラスが知られており,主要な免疫グロブリンはIgGである.IgG免疫グロブリンは量的にも多く,胎盤を通過することができる.IgMは他の免疫グロブリンよりはるかに分子量が大きく,一次免疫応答では最初に産生される.IgAは血清中の免疫グロブリンとして存在するのとは別に,分泌型あるいは外分泌型(sIgA)抗体がある.またIgA抗体は胎盤を通過せず,補体やリウマトイド因子とも結合しないグロブリンである.
ヒト免疫グロブリンにはIgG,IgM,IgAおよびIgD,IgEの5つのクラスが知られており,主要な免疫グロブリンはIgGである.IgG免疫グロブリンは量的にも多く,胎盤を通過することができる.IgMは他の免疫グロブリンよりはるかに分子量が大きく,一次免疫応答では最初に産生される.IgAは血清中の免疫グロブリンとして存在するのとは別に,分泌型あるいは外分泌型(sIgA)抗体がある.またIgA抗体は胎盤を通過せず,補体やリウマトイド因子とも結合しないグロブリンである.
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