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文献詳細

雑誌文献

検査と技術20巻9号

1992年08月発行

文献概要

講座 英語論文を読む・20

輸血のリスク:後天性免疫不全症候群非A非B肝炎の相対的影響

著者: 弘田明成1

所属機関: 1駒沢病院内科

ページ範囲:P.740 - P.741

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 目的:後天性免疫不全症候群(AIDS)の流行は輸血の危険性に対する関心を大いに増加させた.多くの輸血は今では自家輸血であり,もしこれができない場合では,医師も患者も輸血の有用性にもっと疑問を持つようになってきた.われわれは手術前輸血の危険性を評価し,そしてそれに対するヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の寄与の程度を調査した.
 方法:われわれは意思決定分析により,生命の損失日数に対するHIV感染による危険度を評価した.急性輸血反応,B型肝炎そして非A非B肝炎のリスクへの寄与度も推定した.感度分析により血液供給源からのHIV感染についての最近の情報や,C型肝炎の新しい検査法と輸血の危険性の関係が示される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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