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技術講座 病理
結合織線維の染色法
著者: 大平嘉一1 町並隆生1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.36 - P.40
文献購入ページに移動日常の病理検査室における検査技師の主な仕事は,人体病理解剖の介助と,手術材料,解剖材料の標本作製,細胞診の標本作製とスクリーニング,電子顕微鏡による診断のための標本作製である.
その中でごく一般的に行われている光顕レベルの組織学的検索(生検材料や剖検材料)を行ううえで,HE染色は不可欠なものであるが,組織学的診断を下すためには,そのほかの補助となる染色を必要とする場合が非常に多い.その中で最も一般的に行われるのが結合織線維の染色で,病理組織学の面でほとんど必須のものとして用いられている.
そこでわれわれが日常行っている結合織線維の染色を,これまでに報告された原著をもとに多少の工夫を加え,手技上の注意点を概説した.
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