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技術講座 生理
心機図検査法
著者: 山本誠一12
所属機関: 1川崎医科大学附属病院中央検査部 2川崎医療短期大学
ページ範囲:P.41 - P.53
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心機図検査法とは,心臓から発生するすべての機械的振動,すなわち,聴診で得られる心音,視診・触診によってとらえられる頸静脈拍動,頸動脈拍動および心尖拍動を客観的にグラフ化したものである.心機図の臨床的意義としては,①心音図と種々の脈波を同時記録することにより,心音図の診断的価値を高めることができる ②左室収縮時間を測定することにより,左心機能の評価ができるなどが挙げられる.
診断に有用な心機図波形を記録するためには,次のことが大切である.
(1)心血管系の視診・触診および聴診の技術に習熟し,心疾患の病態をよく把握しておくこと.(2)記録方法や機器,器具を工夫,改良し,できるだけ全操作を簡単に,しかも短時間で完了できるようにすること.(3)マイクロホンを含めた,性能の良い記録装置を開発すること.今回は,筆者が行っている心機図の記録法および心機図の臨床的意義について解説した.
心機図検査法とは,心臓から発生するすべての機械的振動,すなわち,聴診で得られる心音,視診・触診によってとらえられる頸静脈拍動,頸動脈拍動および心尖拍動を客観的にグラフ化したものである.心機図の臨床的意義としては,①心音図と種々の脈波を同時記録することにより,心音図の診断的価値を高めることができる ②左室収縮時間を測定することにより,左心機能の評価ができるなどが挙げられる.
診断に有用な心機図波形を記録するためには,次のことが大切である.
(1)心血管系の視診・触診および聴診の技術に習熟し,心疾患の病態をよく把握しておくこと.(2)記録方法や機器,器具を工夫,改良し,できるだけ全操作を簡単に,しかも短時間で完了できるようにすること.(3)マイクロホンを含めた,性能の良い記録装置を開発すること.今回は,筆者が行っている心機図の記録法および心機図の臨床的意義について解説した.
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