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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻1号

1993年01月発行

文献概要

けんさアラカルト

骨髄バンクのシステムとその運営

著者: 高橋孝喜1 十字猛夫1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.56 - P.56

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はじめに
 待望の公的・全国的(national)骨髄バンクがスタートした.すなわち,その中核となる骨髄移植推進財団が1991年12月に発足し,日赤各血液センターでのドナーのHLA検査も毎月約1,500人の割合で進み,'92年10月末現在で14,611人を数えている.コーディネーター用のガイドラインもまとまり,移植希望患者の登録受付も'92年6月22日より開始された.実際の検索(データの場合)も進み,最終的な適合性を確認する段階にきている例もある.ヒトの主要組織適合性抗原である白血球型抗原(human leukocyte antigen;HLA)を合わせた非血縁者間骨髄移植が日常的に行われる日も近いと期待される.そのためにはドナーの得難い協力だけでなく,より多くの方々の暖かいご理解・ご援助が必要である.以下に骨髄バンクの運営について整理したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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