文献詳細
トピックス
Campylobacter jejuniとギラン・バレー症候群
著者: 高橋正樹1 斉藤香彦1
所属機関: 1東京都立衛生研究所微生物部細菌第1研究科
ページ範囲:P.82 - P.83
文献概要
GBSは急性に脱力,四肢の運動麻痺,顔面神経麻痺などの,一連の神経症状を主徴とする急性多発性神経炎(acute idiopathic neuropathy)で,臨床的には神経障害の優位差により脊髄神経型,脊髄神経および脳神経型など6型に分類されている.病理学的には末梢神経系(I〜XII脳神経,脊髄神経,後根神経節,交感神経および神経節)の髄鞘破壊(脱髄)を主な病変とした,自己免疫疾患のカテゴリーに分類される疾患である1).
掲載誌情報