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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻10号

1993年09月発行

文献概要

検査法の基礎

超音波画像の成り立ち[2]

著者: 大川井宏明1

所属機関: 1東北大学加齢医学研究所病態計測制御部門

ページ範囲:P.791 - P.796

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サマリー
 ①エコーの輝度は組織,臓器(以下,媒質)が持つ粘弾性によって決まるだけでなく,GAINの調整,媒質へ当てる超音波ビームの角度などの人為的な要因によっても決まる.②局在的な病変や構造物は,超音波画像によってその存在を認識しやすいが,びまん性疾患の計測に対しては工夫を必要とする.③超音波装置は無侵襲性,リアルタイム性を持つために,心筋壁の動き,血行などの動的情報をとらえることができる.④超音波を用いると,媒質の動態,それらが持つ粘弾性(機械的特性)などの機械的現象を検出することができる.これは心電図のような電気的現象とは異質なものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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