icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻10号

1993年09月発行

文献概要

マスターしよう検査技術

病理標本の作りかた[3]

著者: 福島るみ子1 大平嘉一1 町並陸生1

所属機関: 1東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.825 - P.830

文献購入ページに移動
 病理組織標本作製の仕上げは,組織切片に染色を施すことである.今回は,最も基本的で長年活用されてきたヘマトキシリン・エオジン染色(HE染色)を紹介しながら,染色手技についていくつかのポイントを述べていきたい.
 HE染色は,ヘマトキシリンという色素で細胞核を青紫色に,エオジンという色素で細胞質を赤色に染め分けることにより,光学顕微鏡下で細胞および組織構造の全体像をとらえるのを容易とする.また標本の管理が良ければ,半永久的に保存が可能であるためすべての病理組織標本に施される染色である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?