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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻10号

1993年09月発行

文献概要

検査ファイル

尿ウロビリノーゲン

著者: 千田葉子1

所属機関: 1慶応義塾大学伊勢慶応病院中央臨床検査室

ページ範囲:P.846 - P.846

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[1]生理
 細網内皮系でヘモグロビンから分解されたビリルビンは,肝でグルクロン酸抱合されて小腸に送られる.腸内細菌で還元されるとウロビリノーゲン(UGと略)となり,一部は再吸収されて門脈に入る.肝臓に入ったUGは壊されまたは再び胆管を経て小腸に分泌される.一部は大循環に入って,腎臓で濾過され,1日に4mg以下は正常時にも尿中に出る.UG(無色)は徐々に酸化され,ウロビリン(暗褐色)に変化する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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