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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻11号

1993年10月発行

講座 英語論文を読む・34

慢性閉塞性肺疾患における高度曝露と酸素投与の血液動態への影響

著者: 弘田明成1

所属機関: 1駒沢病院内科

ページ範囲:P.932 - P.933

文献概要

 目的:飛行機旅行における主要な死亡原因は心臓血管発作である.慢性閉塞性肺疾患を伴う患者では高所において重篤な低酸素血症をきたしやすいため,われわれは低気圧性低酸素の条件下での全身的な血行力学動態の変化が身体の危険性に関与するかどうかを検索することを試みた.
 患者および方法:われわれは重篤な慢性閉塞性肺疾患(1秒間努力性呼出量0.97±0.32l)を持つ男性18名(平均年齢68±6歳)の橈骨動脈のカテーテル動脈圧,心拍数および異常心拍を海面位,低圧チャンバを用いた海抜2,438メートル相当の低気圧低酸素下で45分の定常状態後,および2,438メートル相当で,かつ酸素を補充した状態下でそれぞれ測定した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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