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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻11号

1993年10月発行

文献概要

トピックス

HSP 40

著者: 大塚健三1

所属機関: 1愛知県がんセンター研究所放射線部

ページ範囲:P.944 - P.945

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はじめに
 すべての生体(単細胞であるバクテリアから高度に神経系が発達したヒトまで)において,最適成長温度より5〜10℃高い温度に短時間さらされると,その細胞は熱ショック蛋白質(heat shock protein;HSP)と呼ばれる一群の蛋白質を多く合成するようになる.このHSPの合成に代表される反応を熱ショック応答
(heat shock response)という.バクテリアでは約20個,哺乳動物細胞では十数個のHSPが確認されている.ここで紹介するHSP 40は,最近われわれが哺乳動物やニワトリの細胞で新たに見いだしたもので,分子量約40kdのHSPのことである1).まず最初にHSP全般について述べてみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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