文献詳細
文献概要
検査法の基礎
ROC分析の理論と方法
著者: 辻一郎1 久道茂1
所属機関: 1東北大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.973 - P.978
文献購入ページに移動サマリー
臨床検査法の診断技術評価を行う方法の1つとして最近注目を集めている受信者動作特性(receiver-operating characteristic;ROC)分析について紹介する.ROC分析とは,複数の検査法について感度と特異度を同時に検討することにより,各検査法の精度を比較検討するものである.ここでは,その理論的背景の解説に加えて,筆者らが実際に行った研究をもとにその具体的方法について手順を追って述べる.併せて,ROC分析のもう1つの意義である最適なカットオフ値の決定法についても紹介する.
臨床検査法の診断技術評価を行う方法の1つとして最近注目を集めている受信者動作特性(receiver-operating characteristic;ROC)分析について紹介する.ROC分析とは,複数の検査法について感度と特異度を同時に検討することにより,各検査法の精度を比較検討するものである.ここでは,その理論的背景の解説に加えて,筆者らが実際に行った研究をもとにその具体的方法について手順を追って述べる.併せて,ROC分析のもう1つの意義である最適なカットオフ値の決定法についても紹介する.
掲載誌情報