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細胞接着物質
著者: 櫻川信男1
所属機関: 1富山医科薬科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.1029 - P.1029
文献購入ページに移動 血液が1,000mm2(100g)にも達する全身血管内を流動できることは血栓止血学的諸要因を産生して抗凝固性を帯びる血管内皮細胞による.内皮細胞はそれから分泌される細胞外基質様物質で密着接合しつつ一定の間隙をもって血管透過性を示し,また白血球の遊走や移動を可能にする.これらを細胞接着物質と称し,フィブロネクチン,トロンボスポンジン,ビトロネクチン,ラミニンなどが含まれる.
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