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抗平滑筋抗体
著者: 高木章乃夫1 坂口孝作1 小出典男1 辻孝夫1
所属機関: 1岡山大学医学部第一内科
ページ範囲:P.1117 - P.1117
文献購入ページに移動抗平滑筋抗体(anti-smooth muscle antibody;ASMA)は臓器,種特異性を持たない自己抗体の一種であり,1965年にJohnsonらによってラット胃壁平滑筋に反応する自己抗体として報告されて以来,自己免疫性肝炎をはじめとする自己免疫疾患において高率に出現することが知られている.ASMAの対応抗原の解析が進むにつれて,対応抗原はアクチンをはじめとする細胞骨格成分であることが明らかにされ,現在では複数の細胞骨格成分に対する自己抗体とそれらの疾患特異性との関係が注目されている.
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