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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻13号

1993年12月発行

文献概要

検査ファイル

抗平滑筋抗体

著者: 高木章乃夫1 坂口孝作1 小出典男1 辻孝夫1

所属機関: 1岡山大学医学部第一内科

ページ範囲:P.1117 - P.1117

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はじめに
 抗平滑筋抗体(anti-smooth muscle antibody;ASMA)は臓器,種特異性を持たない自己抗体の一種であり,1965年にJohnsonらによってラット胃壁平滑筋に反応する自己抗体として報告されて以来,自己免疫性肝炎をはじめとする自己免疫疾患において高率に出現することが知られている.ASMAの対応抗原の解析が進むにつれて,対応抗原はアクチンをはじめとする細胞骨格成分であることが明らかにされ,現在では複数の細胞骨格成分に対する自己抗体とそれらの疾患特異性との関係が注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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