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ウロバブルテスト
著者: 古谷公英1 川畑貞美1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属浦安病院検査科
ページ範囲:P.1119 - P.1119
文献購入ページに移動尿道炎,膀胱炎,腎盂腎炎などの尿路感染症(urinary tract infection;UTI)の診断には,尿沈渣鏡検で白血球を確認し,さらに細菌の有無は細菌培養を行う必要がある.しかし,これらの検査には遠心機や顕微鏡が必要であり,また細菌培養では判定に時間がかかる.近年,膿尿や細菌尿の有無については操作が簡単で短時間で判定可能なTTC(triphenyltetrazolium chloride)還元試験,亜硝酸塩還元試験,白血球エステラーゼ試験などの簡易検査が開発され,用いられている.しかし,これらの簡易検査は用いる尿が多様な色調を呈することや,変性しやすいことにより,特異性や感度に問題がある.
今回,膿尿と細菌尿を同時に確認できるカタラーゼ反応を応用した簡易測定キット,ウロバブルテスト(販売元:明治乳業)について,その概略を述べる.
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