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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻13号

1993年12月発行

文献概要

検査ファイル

ウロバブルテスト

著者: 古谷公英1 川畑貞美1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属浦安病院検査科

ページ範囲:P.1119 - P.1119

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はじめに
 尿道炎,膀胱炎,腎盂腎炎などの尿路感染症(urinary tract infection;UTI)の診断には,尿沈渣鏡検で白血球を確認し,さらに細菌の有無は細菌培養を行う必要がある.しかし,これらの検査には遠心機や顕微鏡が必要であり,また細菌培養では判定に時間がかかる.近年,膿尿や細菌尿の有無については操作が簡単で短時間で判定可能なTTC(triphenyltetrazolium chloride)還元試験,亜硝酸塩還元試験,白血球エステラーゼ試験などの簡易検査が開発され,用いられている.しかし,これらの簡易検査は用いる尿が多様な色調を呈することや,変性しやすいことにより,特異性や感度に問題がある.
 今回,膿尿と細菌尿を同時に確認できるカタラーゼ反応を応用した簡易測定キット,ウロバブルテスト(販売元:明治乳業)について,その概略を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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