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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻13号

1993年12月発行

文献概要

トピックス

水チャネル蛋白

著者: 丸茂文昭1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第二内科

ページ範囲:P.1121 - P.1122

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 当教室の佐々木のグループがクローニングした水チャネル蛋白について示し,その意義について説明する.
 細胞膜表面は脂質でできているから,そこを水が通過する場合,なにかしら孔のようなものが空いていて,水単独あるいは主に水を通す機構が存在しないと,水は“水と油”ではじき返されて細胞膜を通ることはできないはずである.ことに腸管における水の吸収や腎における水再吸収は膨大な量の水が移動するはずだから細胞膜に“水の通路”(チャネル)がなければならないはずである.筆者らは腎臓が専門なので集合管の水チャネルに関心を持った.集合管はバソプレッシンの存在下でしか水を透過しないことが以前から知られているので,このチャネルはバソプレッシン依存性のはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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