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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻13号

1993年12月発行

文献概要

トピックス

マラリアのDNA診断

著者: 新井明治1 綿矢有佑2 山根明男3

所属機関: 1岡山大学医学部寄生虫学教室 2岡山大学薬学部薬品化学教室 3湧永製薬(株)バイオ研究所DNA診断薬研究室

ページ範囲:P.1122 - P.1124

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 マラリアはプラスモジウム属原虫の感染によって起こる人類最大の寄生原虫感染症で,推定感染者数2億7千万人,推定死亡者数は年間2百万人に及んでいる.わが国においても海外渡航者の増加に伴って輸入マラリア症例が増えつつあり,海外渡航歴のある発熱患者に対しては,マラリアを疑わなくてはならない.しかしながら実際の臨床現場でマラリアの診断を確実に行うことは意外に困難であり,高い特異性と検出感度を有するDNA診断法の開発に期待が寄せられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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