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技術講座 細菌
ロタウイルスの検査法
著者: 関根整治1 林志直1
所属機関: 1東京都立衛生研究所微生物部ウイルス研究科
ページ範囲:P.129 - P.134
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ロタウイルスは,非細菌性胃腸炎の病原ウイルスとしてよく知られており,抗原性の違いによりA群からG群に大別されている.このうち国内では,A群とC群の流行が認められている.しかし流行の大部分はA群ロタウイルスによるものである.ロタウイルスの検査法としては,ロタウイルス発見の基礎となった電子顕微鏡法(EM)をはじめ,その後に開発された酵素免疫抗体法(EIA),ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)などが知られている.このうち,A群ロタウイルス検査法については,迅速で簡便な種々のキットが市販され,広く利用されている.本稿では,それらの検査法の実際について解説した.
ロタウイルスは,非細菌性胃腸炎の病原ウイルスとしてよく知られており,抗原性の違いによりA群からG群に大別されている.このうち国内では,A群とC群の流行が認められている.しかし流行の大部分はA群ロタウイルスによるものである.ロタウイルスの検査法としては,ロタウイルス発見の基礎となった電子顕微鏡法(EM)をはじめ,その後に開発された酵素免疫抗体法(EIA),ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)などが知られている.このうち,A群ロタウイルス検査法については,迅速で簡便な種々のキットが市販され,広く利用されている.本稿では,それらの検査法の実際について解説した.
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