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技術講座 生理
自動測定装置による呼吸機能測定法
著者: 遠藤和彦1
所属機関: 1虎の門病院臨床生理検査室
ページ範囲:P.135 - P.140
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自動測定装置によって呼吸機能検査を行う場合でも,装置の構造や測定原理の十分な理解は欠かせない.肺活量の測定は呼気肺活量だけでなく,吸気肺活量も実施すべきである.フローボリューム曲線の測定では1秒量だけで判断せず,呼出努力の良否も参考にすることが重要である.システム全体の大まかなチェックには健康人の測定による方法が有効である.スパイロメータの精度管理は気流式だけでなく気量式でも必要である.ガス濃度計の簡易なチェックは,較正用シリンジを用いた拡散能力の測定によって可能である.
自動測定装置によって呼吸機能検査を行う場合でも,装置の構造や測定原理の十分な理解は欠かせない.肺活量の測定は呼気肺活量だけでなく,吸気肺活量も実施すべきである.フローボリューム曲線の測定では1秒量だけで判断せず,呼出努力の良否も参考にすることが重要である.システム全体の大まかなチェックには健康人の測定による方法が有効である.スパイロメータの精度管理は気流式だけでなく気量式でも必要である.ガス濃度計の簡易なチェックは,較正用シリンジを用いた拡散能力の測定によって可能である.
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