icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻3号

1993年03月発行

文献概要

病気のはなし

乳癌

著者: 松山孝子1 岩瀬拓士2 吉本賢隆2 渡辺進2 霞富士雄2

所属機関: 1名古屋大学医学部第二外科 2癌研究会附属病院乳腺外科

ページ範囲:P.184 - P.189

文献購入ページに移動
サマリー
 わが国の乳癌罹患率が増加している.乳癌は,他と比べて予後の良い癌であるが,再発率,死亡率は減少しておらず,侮れない疾患である.
 乳癌の早期診断は,再発率,死亡率を減少させるためのみならず,quality of lifeの向上,すなわち美容面をも考慮した乳癌の縮小手術を行うために重要である.最近,わが国でも乳房温存療法が取り入れられ,今まで以上に正確な癌の広がりの診断が必要とされてきている.一方,乳腺腫瘍の良・悪性診断を目的とする不必要な生検を避けるため,より正確な触診,および諸検査による質的診断が要求されている.早期発見と正確な診断が乳癌治療成績の向上に必要と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら