icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻3号

1993年03月発行

文献概要

技術講座 病理

脱灰標本による類骨染色

著者: 吉木周作1

所属機関: 1昭和大学歯学部口腔病理学教室

ページ範囲:P.197 - P.201

文献購入ページに移動
サマリー
 骨組織に特殊な前処理を施すことにより,脱灰切片上でも類骨を明瞭に染色あるいは識別できるよう考案された吉木法とトリップ・マッケイ法を紹介した.
 脱灰前の骨組織小片を,前者は塩化シアヌル液で,後者は硝酸銀で処理することにより,ギ酸脱灰,H・E染色切片上で類骨を識別することができる.これらの方法は脱灰切片を用いるので,薄切が容易であるばかりでなく,染色も普通のH・E染色でよく,わずかの注意を怠らなければ特別な設備機器や技術を必要としないまことに有用な方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら