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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻3号

1993年03月発行

文献概要

今月の表紙

悪性線維性組織球腫の細胞像

著者: 古田則行1 都竹正文1 坂本穆彦2

所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部 2東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.230 - P.230

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 悪性線維性組織球腫(malignant fibrous histiocytoma;MFH)の悪性軟部腫瘍中に示める割合は高く,50歳以上の年長者では最も頻度が高い.四肢,特に大腿部に多く発生する.
 組織学的には組織球および線維芽細胞へ分化する細胞よりなる.診断にはstoriform pattern(花むしろ状配列)の確認が重要とされている.分類は通常型(花むしろ—多形型),粘液型,黄色肉芽腫型,巨細胞型と分類したり,通常型として組織球様,線維芽細胞様と両者の混合型,特殊型として,巨細胞型,炎症性型,粘液型,血管拡張型としたりと,さまざまである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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