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文献詳細

雑誌文献

検査と技術21巻4号

1993年04月発行

文献概要

検査法の基礎

プラズマフェレーシスの適応と効果

著者: 吉田久博1 伊藤和彦1

所属機関: 1京都大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.303 - P.310

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サマリー
 プラズマフェレーシス(PA)とは,遠心法,膜濾過法などの物理的手段を用いて全血より血漿成分を分離除去することをいい,血液透析では除くことのできない血漿中高分子成分の除去を目的とする.疾患によっては劇的な症状改善を得ることができるが,処置費用が高く,対症療法のため一時的な効果しか得ることができない.したがって,PA療法を施行する場合.そのメリット,デメリットを念頭に置き,適応基準(1:治療効果が確実に得られる.2:緊急性を要し.薬物療法などの効果発現まで待てない.3:他に代替し得る治療法がない.4:治療期間が限定されている)に照らし合わせてその適否を判断する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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